茨城県・日立市の老舗「森嶋酒造」が手掛ている「森嶋」ブランド。
その中でも近年注目を集めているのが、こちらの「森嶋 雄町 純米大吟醸 Modern Classic」です。
酒造りの伝統を大切にしながらも、時代に合わせて進化を続ける“モダンクラシック”な日本酒。
この一本には、150年以上受け継がれてきた技と、若き蔵元・森嶋秀俊氏の感性が美しく融合しています。
■ 醸造元・森嶋酒造とは
「森嶋酒造」は、1860年代創業の茨城県の日立市に蔵を構える老舗蔵元。
地域の恵みである「仕込み水」と、丁寧に磨かれた米を使い、伝統的な手仕込みの酒造りを守り続けています。
しかしその一方で、六代目蔵元が掲げるテーマは「Modern Classic(モダンクラシック)」。
伝統の上に新しい時代の酒文化を築く、そんな理念がこの銘柄にも息づいています。
■ 酒米「雄町」が生み出す深みとエレガンス
使用されている酒米は、今注目の「雄町(おまち)」。
岡山県で育てられたこの米は、旨みと甘み、そしてふくよかな余韻が特徴です。
それを丁寧に磨き、低温でじっくりと発酵させることで、
「綺麗な美味しさ」という言葉がぴったりの味わいに仕上がっています。
■ テイスティングレビュー
- 香り(アロマ)
グラスに注ぐと、洋梨や青りんご、メロンのような優しい果実香。
華やかすぎず、すっと鼻に抜ける上品な香りが心地よい。 - 味わい
口に含むと、柔らかな甘みと米の旨みがふくらみます。
雄町らしい「しっとりとしたコク」がありながら、
余計な重さがなく、まるで“綺麗な水の流れ”のようにすっと消えていく。 - 後味・余韻
味の余白に蔵元の哲学を感じる静かな余韻。
食中酒としても優秀で、料理の味を引き立てながら自らの存在感も失わない。 - 【森嶋 雄町 純米大吟醸】
- 醸造元:森嶋酒造(茜壽)
- 酒米:岡山県産 雄町
- 精米歩合:50%
- 内容量:720ml
- アルコール度数:16度前後

■ ペアリングとおすすめの飲み方
「森嵩 雄町 純米大吟醸」は、食事との相性の良さも魅力。
とくにおすすめは以下のような料理です。
- 白身魚の刺身(鯛・ヒラメなど)
- 鶏の塩焼きや焼き鳥(塩)
- 軽やかな天ぷら(ししとう、舞茸など)
冷やして飲むと、よりクリアな香りと味わいが際立ちます。
常温に近づくと、雄町らしいふくよかさと旨みがじんわりと広がります。
■ 醸造元のメッセージ
ラベル裏には「五十年、伝統を革新に」という言葉。
この一文に、森嶋酒造の「理念」が凝縮されています。
長い年月で培われた技を大切にしながら、
今の時代に求められる“新しい日本酒の姿”を探求しているのです。
まさに、伝統とモダンが響き合う一杯。
■ まとめ:綺麗な美味しさが心に残る一本
「森嶋 雄町 素米大吟醸 Modern Classic」は、
派手さではなく“心に静かに響く美しさ”を持つ日本酒。
一口飲むたびに、「また飲みたい」と思わせる余韻が残ります。
日本酒の奥深さと、今の時代に寄り添うモダンな感性。
その二つを見事に融合させた、まさに「現代の名酒」と言える一本です。
いっちゃん評価
香り☆☆
旨味☆☆☆☆
キレ☆☆☆☆
ガス感☆☆
酸味☆☆
ドライ☆
コスパ☆☆☆
リピート☆☆☆☆
では、また、ほんじゃねぇ〰️


