大きいお子さんだと「お手伝い頑張ったら100円あげる」や
小さいお子さんでも、「苦手な野菜食べたらアイスあげる」など、
ご褒美で子どもを頑張らせることってありますよね?
私も娘(ゆず丸)に対して、
「お風呂上がったらアイスあげる!」など、娘は何も頑張ってないのに
ご褒美を使ってしまいます、、。😂
毎回ご褒美をあげていると大丈夫かな?
と心配になることもありますよね。
でも、大丈夫です。
0円であげるご褒美でも、
いや、0円であげるご褒美の方が!
子どもにとって、とても大切なんだ!
と気付かせてくれた本を今日は紹介します。
ぜひ、手に取って参考にしてみてください。
てぃ先生の「子育て◯✕図鑑」
子どもの心にずっと残る、支えになる!0円であげられるご褒美。
についてご紹介します。
1. 心理学でもサプライズご褒美が効果的
スタンフォード大学の研究
心理学の研究で、実は、かえってやる気をそいでしまうご褒美があります。
スタンフォード大学の研究で3つの子どものグループに分けて研究が行われました。
1つ目 上手にお絵かきができたら、ご褒美をあげるグループ
2つ目 ご褒美の存在を隠して、終わったらサプライズで「実は、ご褒美があります」と伝えたグループ
3つ目 ご褒美があることを伝えず、ご褒美をあげなかったグループ
結果は、2つ目と3つ目のグループは、お絵かきを楽しみ、終わったあとも楽しんで描いていたそうです。
一方で、1つ目のグループでは、今までの半分の時間しかお絵かきを楽しまなかったというデータがわかりました。

アンダーマイニング効果
アンダーマイニング効果とは、
ご褒美を目的とした結果、当初の行動に対して、興味関心や、やる気が薄れてしまうことをいいます。
さらに、怖いことに、ご褒美を使って、やりたくないと思っていることを、無理やりやらせていると、子どもが指示待ち人間になりやすいと言われています。
サプライズが1番
皆さんも経験があると思いますが、サプライズと聞いただけで嬉しいことを連想されるのではないでしょうか?
疲れた時に貰ったケーキ🍰
サプライズで貰ったプレゼント🎁
私も何にもない日に、
妻から
靴下のプレゼントをもらいました。
妻は、「靴下がよれていたから」とサプライズで靴下を貰った時は嬉しかったです。
子どもにも、ぜひサプライズのご褒美を考えてみてください。
でも、サプライズご褒美のあげ過ぎも注意ですよ🤣
2. 結果よりもプロセス
ニューヨーク大学の研究より
結果に対してすぐにご褒美をあげてしまうと、やる気はさがるとお伝えしましたが、
プロセス(過程)や努力に対して褒めたりご褒美をあげると、やる気がアップするということが分かったみたいです。
例えば、お片付けや宿題を
「やったらあげる」よりも
「お片付けを頑張っている姿が素敵だった」
「宿題に一生懸命取り組んでいる姿がよかった」など
努力や取り組む姿勢を褒めることです。
ご褒美で物(おもちゃやお菓子)をあげると、子どもはもらって終わりになってしまいがちです。
しかし、しっかりプロセスを見て、言葉でその良さを褒めることは、
子どもの心にずっと残るのです。
子どもが頑張った時は
「お片付け頑張っていてとても素敵だったよ!」
「宿題に真剣に取り組んでいて、〇〇くんカッコよかった!」
など、プロセスを褒めてあげてください。
これこそが0円であげるご褒美です!

3. まとめ
①スタンフォード大学の研究結果より、ご褒美をあげる!と伝えたグループよりも、伝えなかったグループの方がお絵かきを楽しんでいた。
②アンダーマイニング効果とは、
ご褒美を目的とした結果、当初の行動に対して、興味関心や、やる気が薄れてしまうこと。
③子どもも大人もサプライズご褒美が1番嬉しい。
④ニューヨーク大学の研究より、プロセスを褒めることで、やる気がアップした。
⑤子どもプロセスをしっかり見て、それまでの行動を褒めることこそが、子どもの心にずっと残る。
これが、0円であげるご褒美!
なら、また、ほんじゃねぇ〰️


