夕方の公園。そろそろ帰る時間だなと思って「もう帰るよ〜」と声をかけると、
子どもの全力で「やだ!まだ遊ぶの!」。しまいには地面に座り込んだり、逃げたりして、結局帰るまでにひと苦労……。
毎日のように繰り返されるこのやりとりに、私自身もイライラしてしまうことがありました。
そんな時に出会ったのが、てぃ先生の本「子育てのみんなのお悩みお助け中!」です。
てぃ先生の“声かけ”から学んだこと
てぃ先生の著書『子育てのみんなのお悩みお助け中!』では、
「帰る=楽しい時間の終わり」ではなく「帰る=次の楽しみへのスタート」と捉えることが紹介されています。
子どもに“終わり”を告げるのではなく、“次”を見せてあげる。
そして子ども自身に選ばせる「どっちのコースにする?」という方法も、とても効果的でした。
我が家の“魔法の声かけ”3ステップ
① 「帰る?」ではなく「おうちで〇〇しようか!」の楽しみをプラス
「帰る?」と聞くと、子どもはたいてい「NO!」と答えます。
そこで、我が家で行っている声掛けは
「おうちでおままごとの続きしようか!」
「美味しいご飯を食べにお家に行こう!」など、次の楽しみを提示しました。
実際に、娘のゆず丸は「アイスおもちゃで遊ぶ!」や「ハンバーグ食べたい!」など次の楽しみを見いだしていました。
この声かけを意識するようになってから、娘は少しずつ笑顔で帰ってくれるように。
② 「どっちのコースにする?」で自分で決めてもらう
みなさんは、「この後何する?」と聞かれたとき、なんて答えますか?
おそらく、「ん~○○は何したいの?」や「決めてない」など曖昧な返答をすると思います。
では、次の質問ではなんと答えますか?
「お風呂先に入る?」それとも「夜ごはん先に食べる?」です。
おそらく、「お風呂先にする。」や「夜ごはん先にする。」と素直に答えることでしょう。
このように、2つの選択肢を子どもにも作ってみてください。
例えば、「お花の道コースと階段コース、どっちで帰る?」や「ブランコしてからお家に行く?それとも滑り台してからお家に行く?」と声掛けをすることです。
この声掛けの良さは、子どもが自分で選んだという満足感が生まれます。
結果的にスムーズに帰宅できるようになりますよ。
③ 最後の切り札「力持ちしよっか?」
それでも帰りたくないときは、最後の切り札を使います。
それは、「力持ち」です。
娘(ゆず丸)は“パパの力持ち(抱っこ)”が大好きです。
正確に言うと抱っこで少し駆け足で走った時の、スピードや揺れが大好きなのです。
ゆず丸は、「パパ力持ち~」と叫びながらゲラゲラ笑い帰宅してくれます。
また、これが今では親子の大事なスキンシップになっています。

実践して感じた効果
- 泣かれて困ることが減った
- 帰り道が笑顔になった
- 親の気持ちに余裕が生まれた
「帰る=終わり」から「帰る=次の楽しみ」に変えるだけで、子どもはニコニコに。
そして、何よりも親子の気持ちがぐっと楽になりますよ。
まとめ:声かけひとつで、子育ては少し楽になる
「どうしたら早く帰らせられるか」ではなく、
「どうしたら楽しく帰れるか」を考えることで、親子の時間が穏やかに変わります。
てぃ先生のアドバイスと我が家の体験を通して感じたのは、
“言葉の力”が子どもとの関係を優しく変えてくれるということ。
今日も「力持ちしよっか?」の一言で、笑顔で帰る時間を楽しみたいと思います。
また、子育てで困ったら、てぃ先生の本からを参考にしてみてください。
次回予告
次回は「朝の登園イヤイヤ」を少しでも楽にする声かけを紹介します。お楽しみに!
なら、また、ほんじゃね~


