「鬼に食べられるよ!」「おばけ来るよ!」の声かけは控えよう
子どもが言うことを聞かないとき、つい「鬼が来るよ!」と言ってしまう。
そんなとき、心に留めておきたいお話です。
つい言ってしまう「鬼が来るよ!」その気持ち、わかります
子どもがなかなか言うことを聞かないとき、つい「鬼が来るよ!」や「おばけが出るよ!」と言ってしまうこと、ありませんか?
私も、忙しい日や余裕のないときに、思わずそんな言葉を使ってしまったことがあります。
でも先日読んだ『子育てのみんなの悩みお助け中!』という本で、
「恐怖でしつけるのは、子どもとの信頼関係を壊してしまうことがある」という内容を見てハッとしました。
この記事では、なぜ脅しのしつけを避けたほうがいいのか、そしてどう伝えたらいいのかを、私自身の気づきを交えてお伝えします。
「脅しのしつけ」はなぜよくないの?
恐怖は一時的な効果しかない
「鬼が来るよ!」と言われて子どもが動くのは、恐怖による反応です。
その場では効果があるように見えても、長続きしないことが多いのです。
子どもは「怖いからやる」ではなく、「理解してやる」ことで本当の成長につながります。
親への信頼が揺らぐこともある
脅しの言葉を繰り返すと、子どもは「ママ(パパ)は怖い存在」と感じてしまうことがあります。
恐怖ではなく安心でつながる関係を築くことが、しつけの土台になります。
「怖い」より「信じたい」気持ちを大切に
「おばけが来る」よりも「ママは信じてるよ」と伝えたい。
子どもは“信じられている”ことで、自分から行動する力を育てていきます。
じゃあ、どう伝えたらいいの?
怖がらせる代わりに、子どもが安心して行動できるような言葉に変えてみましょう。
少しずつ「脅さない言葉」を意識するだけでも、親子の関係はやさしく変わります。
よくある「脅し言葉」とやさしい言い換え
| ✖️ 言ってしまいがちな言葉 | 🌿 やさしい言い換え |
|---|---|
| 「鬼が来るよ!」 | 「そろそろ寝る時間だね。一緒に行こう。」 |
| 「早くしないと置いていくよ!」 | 「○分までに出ようね。ママも準備するね。」 |
| 「おばけが出るよ!」 | 「そのままだと危ないね。どうしたら安全かな?」 |
| 「泣いてたら鬼が来るよ!」 | 「泣いても大丈夫。どうしたのか教えて?」 |
ポイントは「一緒に」「安心」「信じている」
- 一緒に行動する言葉で安心感を伝える(例:「ママも一緒にやるね」)
- 信じる気持ちを伝える(例:「できるって信じてるよ」)
- 穏やかなトーンで話すと、同じ言葉でも印象が変わります
おわりに 〜信じて伝える子育てを〜
怖がらせずに伝えるのは、最初は少し難しいことかもしれません。
でも、「脅さずに伝えたい」と思えた瞬間から、子どもとの関係は少しずつ変わっていきます。
完璧な親じゃなくても大丈夫。
子どもが安心して話せる“やさしい空気”を、少しずつ増やしていけたらいいですね。
この記事が、同じように悩むママ・パパの心に、少しでも寄り添えたら嬉しいです。
なら、また、ほんじゃね~


